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2011年2月23日 (水)

日本の沈む日

日本の沈む日  コップに入っている半分の水

GDP3位(国内総生産)の日本は2050年にインド、メキシコ、インドネシア、ロシアに抜かれ世界8位に転落します。西欧の先進国も大きく後退します。2009年日本の人口は1億2700万人、2050年には1億2000万人、毎年17万人がいなくなります。

人が減ると労働者、消費者も減ります。企業の売り上げも減ります。人が減れば銀行に預ける人も減り、銀行は元手が減るので企業にお金を貸すことに消極的になります。企業は生産能力が落ちます。現在の日本では人口が減ると同時に高齢者が増えています。高齢者は増えると社会保障や医療費などの負担が増えます。現在38兆円もの医療費は2025年に52兆円に膨らむという厚生労働省の試算があります。現在の税収は40兆円、医療費は40兆円に迫るものがあります。つまり、消費税・法人税・所得税の全てのお金が社会保障費に流れているということです。高齢者は貯金をしていますが、そのお金を消費に回してしまうと貯金が減るので使いません。銀行は元手が減っていくので銀行はお金を企業に貸しません。経済はますます小さくなります。

人口が減った理由はいくつもありますが、経済が発展すると農業の機械化が進み働き手がそれほど必要としなくなります。工業化が進むと、こちらでも農業ほど人出が要りません。子供を増やして手を増やす必要がなくなります。経済が発展すると女性の社会進出が進みます。日本のように育児制度がイマイチの国では出生率が低下し子供を多くもつことをあきらめます。経済が発展し、生活が豊かになると一般的に出生率が減ります。

今はこんな時代になっているのです。コップの水の話です。

コップに半分の水が入っています。それを見て(まだ半分ある)と思うか、(もう半分しかない)と思うのでは次の行動がちがいます。これから消費税が上がり、必ずさらなるデフレがおこります。安売りが発生します。企業の利益はさらに減ります。どんどん悪循環になってきます。昭和生まれのご両親や大学生は日本が悪くなるはずはないと思っています。・・・大きな勘違いです。ご自宅ではご両親が一流企業に勤めることを勧め、本人も必死に就職活動をするでしょうが、時代はまったく変わってきています。人より高給をとろうとか出世しようと考えるのは20世紀の考え方。大学生は安定をもとめ一流企業に勤めようと必死ですが、昨年も何社かの上場会社が消えました。昨年の全国の倒産件数はおおよそ12000社、関東では2005年以降、消滅した企業は1万社。今若い人たちに必要なことは現在の安定ではなく、数年後の安定です。そのためには多くの知識を取得し多くの経験をし、知恵を持つことです。これからは生き延びることが大切な時代なのです。20世紀が攻め続ける時代だったとすれば、21世紀は守りの時代です。

この先3年後、5年後の自身の立ち位置を決めることが大切です。現在の安定した給料や待遇など数年先はあてにできません。

それを昭和生まれのご両親は気づいていないような気がします。

ある女性は給料アップのために転職したのですが気がついてみると逆に大幅に下がってしまったとか、これは大きな間違いです。そもそも日本の給料は1997年をピークに10年で6.4%落ちているのです。その理由の一つは中国の経済発展、世界のグローバル化が原因だと言われています。そのうち中国と日本の給料の差がなくなる日がくるかもしれません。一流企業だと思って入社したけれど倒産してしまったとか、100社以上もの企業に応募したけれど内定すらもらえていない大学生、大学を出て10年も経つけれどずーとアルバイトを渡り歩き1年ごとに職を変えて気がつくと30歳になってしまった人たち、

最近は外国人の採用を増やしている企業も多くなってきています。

日本人の新卒を雇用するなら、英語が出来て日本語も話せ、加えて母国語も話せ必死に働く外国人の方がいいかもしれないと考えています。

ご両親には全くわからないと思いますが、今や会議にでれば、ライバルはボスも部下もみな外国人になっているのです。悲しい話ばかりしますが、日本人・大卒・正社員・長期雇用であることが不幸となる時代がそこに来ているのです。

あなたは半分入っている水をどうとらえますか?

一つ言えることはオンリーワンの競争力をそれぞれが持つことでしょう。

GNI(国民総所得)海外で日本人が稼いだ分が含まれる。現在ではこちらの方が正確なことが分かるような気がしますが、

GNP(国民総生産)同上

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